久峯隧道(コツコツトンネル)
久峯隧道は宮崎市佐土原町下那珂の国道10号沿いにある1962年竣工、全長73メートルほどの隧道で、照明のない直線トンネルである。通称「コツコツトンネル」として知られ、この呼び名は、クラクションを3回鳴らすとコツコツという足音が響き女性の霊が近づいてくる、あるいは車の窓ガラスを叩く音が聞こえるという噂に由来する。噂の由来としては、この付近に住むある女性が許されない相手と密会する際、相手がトンネル内でクラクションを3回鳴らして合図を送っていたとする話がある。ある時、いたずらで同じ回数のクラクションを鳴らした車が通り、合図と思い込んで駆け出した女性が走行中の車にはねられて亡くなったとする筋立てが紹介されている。加えて、トンネル周辺にはかつて防空壕や火葬場の跡地があったとする説も紹介され、戦時の記憶がこの場所の不気味さを補強する要素として結び付けられている。ただしこれらはいずれも検証されていない噂であり、実際の被害者や事件の記録は確認されていない。






