
JR保津峡駅
保津峡の渓谷に架かる橋の上に建つJR保津峡駅は、1929年に信号場として開設され、1989年の複線化に合わせて現在の位置へ移設された無人駅である。ホームの直下を保津川(桂川)が流れ、真下を保津川下りの遊覧船が通過する光景で知られる。一方で周辺の山林や河岸では、身元不明の遺体が発見されたとする記録が官報に複数回残されており、発見は2000年代から2020年代にかけて散発的に続いている。心霊情報を扱うサイトには、ホームのベンチで首吊りを目撃したという投稿や、橋上やトンネル付近で人影を見たという体験談が投稿されており、目撃されるのは主に男性の霊とされている。さらに1922年4月3日には、亀岡駅と嵯峨駅の間にある保津川の橋梁で列車が急停止した際、積み荷の材木が線路に落下したことが原因とみられる脱線事故が発生し、京都鉄道の創業に関わった実業家を含む3名が死亡、多数が負傷した。加えて直下を流れる保津川では保津川下りの遊覧船の事故も繰り返し起きており、2001年と2006年には転覆や落石で負傷者が出たほか、2015年と2023年には船頭が死亡する事故も発生している。