緑ヶ丘霊園
神奈川県川崎市高津区に広がる緑ヶ丘霊園は、多摩丘陵の丘陵地を活かした都市計画墓地として1943年に開園し、1953年に植えられた桜並木で知られる。春には花見客も訪れる一方、園内にはかつて池のほとりに慰霊像が建立されていたことがある。昭和51年ごろ、園内の池で幼い男児が水の事故で亡くなったという話が複数の紹介記事に伝わり、両親が我が子を偲んで像を建てたとされる。台座には語りかけの言葉と慰霊の言葉が刻まれていたという。像が建立された後、夜になると像が動き出し霊園内を走り回るという噂が広まり、それを面白がった若者らによって像は繰り返し破壊された。破壊行為が重なるうち、首を失った子供の霊が園内をさまよう、あるいは池の周辺で誰かに見られている気配を感じるといった話が語られるようになったという。像と台座は現在では撤去され、当時をしのばせる遺物はほとんど残っていない。なお、事故を伝える当時の新聞記事は見つかっておらず、事故の詳細は複数の紹介記事の記述にとどまる。