この場所について
花見潟墓地は鳥取県琴浦町の海岸沿いに広がる自然発生型の墓地で、東西約350メートルにわたり約2万基の墓石が並ぶ、海に面した墓地としては西日本最大級の規模を持つ。起源は明確でないが中世後期以降に形成されたとみられ、地域の人々によって維持管理されてきたと考えられている。敷地内には鎌倉時代末期の石造宝塔「赤碕塔」があり、平安期の陰陽師・安倍晴明と蘆屋道満の供養塔と伝わる。
元禄7年(1694)の地誌「伯陽六社道乃記」に「晴明たうまん」、安永2年(1772)の「伯路記」にも「安倍道満晴明ノ墓アリ」と記され、江戸期から同じ伝承が繰り返し記録されてきたことがうかがえる。1891年には新婚旅行中に琴浦町を訪れていた作家・小泉八雲がこの墓地に立ち寄り、著作の中で人力車で墓石の間を抜けるのに15分ほどかかったと述べ、「霊気を感じた」との印象を記している。心霊スポットとしては、丑三つ時にこの墓地を訪れると、何かを探す様子の老婆の霊に遭遇し、その後よくないことが起こるという噂が知られている。
具体的な被害の記録や噂の発生時期は確認されていない。現在も盆の時期には迎え火が灯される風習が続き、コロナ禍で参拝者が減った年にもこの行事は続けられたと報じられており、テレビ番組で紹介されるなど観光地としての側面も併せ持つ。
花見潟墓地が心霊スポットとして語られる背景には、まず約2万基という規模と海岸線に沿って延々と並ぶ墓石群という視覚的な異様さがある。人力車で通り抜けるのに長い時間を要したという小泉八雲の記述が示すように、規模の大きさそのものが強い印象を生みやすい環境だった。また供養塔が陰陽師と結び付けられている点は、この地が古くから死者や異界と関わる場所として意識されてきたことを示している。
海に面した墓地という立地は、死者の世界と現世の境界という心理的な連想を強めやすく、それが老婆の霊という具体的な噂に結晶化していったと考えられる。
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花見潟墓地はどこにありますか?
花見潟墓地は鳥取県東伯郡琴浦町にある「神域・霊場」カテゴリの心霊スポットです。詳しい場所は本ページ内の地図でご確認いただけます (※プライバシー保護のため、地図ピンは正確な座標ではなく周辺座標に表示しています)。花見潟墓地はどのような場所ですか?
花見潟墓地は鳥取県琴浦町の海岸沿いに広がる自然発生型の墓地で、東西約350メートルにわたり約2万基の墓石が並ぶ、海に面した墓地としては西日本最大級の規模を持つ。起源は明確でないが中世後期以降に形成されたとみられ、地域の人々によって維持管理されてきたと考えられている。敷地内には鎌倉時代末期の石造宝塔「赤碕塔」があり、平安期の陰陽師・安倍晴明と蘆屋道満の供養塔と伝わる。元禄7年(1694)の地誌「伯陽…花見潟墓地を訪れる際の注意点は何ですか?
花見潟墓地は鳥取県東伯郡琴浦町に位置する「神域・霊場」です。私有地や立入禁止区域への無断侵入は法律で禁止されており、所有者・管理者の許可を得てから訪問してください。深夜の単独行動は危険を伴うため避け、地元住民の迷惑にならないよう配慮してください。心霊スポットに関する情報は伝聞・噂を含むため、参考程度に留め、無理な肝試しは控えてください。花見潟墓地は本当に怖いですか?
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