
鈴鹿市旧鈴鹿サーキット事故霊
三重県北部・鈴鹿市は、F1 をはじめ国際的なモータースポーツの聖地として知られる鈴鹿サーキットを擁する町である。コース周辺の生活道路や、サーキットへ向かう山あいの道では、深夜に通行した運転者から「車に何かが乗り込んできた気配がした」という体験談が古くから寄せられ、地元のドライバーの間で静かに語り継がれてきた変わり種の心霊スポットとなっている。 寄せられる体験談で繰り返し語られるのは、深夜にコース外周の道路を走っていると、後部座席の方向から圧迫感や視線を感じる、というものである。同乗者がいないはずなのに人の気配があった、ヘッドライトが一瞬だけちらついて元に戻った、バックミラーに一瞬だけ別の顔のような影が映ったと語る訪問者がいる。風の音に紛れて遠くからエンジン音のような響きが断続的に聞こえたという書き込みもあり、現象はサーキット文化と切り離せない文脈で受け取られている。 地元では、長い歴史のなかでサーキットで命を落とした選手・関係者への鎮魂の祈りが地域に深く根づいており、現象を「特定の事故の霊」として個別化するのではなく、レース文化全体に対する敬意の表れとして穏やかに語る傾向がある。サーキット周辺の社寺で関係者を弔う行事が続けられている地域もある。 サーキット外周道路は一般道だが、深夜の走行は速度超過や脇見運転による事故リスクが高い。心霊目的での深夜ドライブは厳に控え、関心がある場合は公式のサーキット見学プログラムや、モータースポーツの歴史を扱う展示館を通じて接すること。