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帯広市の心霊スポット

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グリュック王国廃墟

北海道帯広市幸福町(旧愛国町)に、グリュック王国(GLUCK KINGDOM)と呼ばれるテーマパークの跡地がある。1989年(平成元年)開園、ドイツの中世都市と王国を再現した本格的なテーマパークとして、北海道道東地区の観光振興を期待されて誕生した施設である。 施設は約30ヘクタールの広大な敷地に、ドイツ・バイエルン地方の城下町、ノイシュバンシュタイン城を模した城郭、ハーフティンバー様式の家屋、教会、レストラン、土産物店、各種アトラクション、人工湖などを配置していた。地元自治体と民間企業の共同出資による「グリュック王国株式会社」が運営し、開園当初は北海道道東地区の新観光名所として注目を集めた。 しかし、立地(札幌から車で約3時間、帯広空港から30分)の遠さ、入場料の高さ、ドイツテーマの限定的な訴求力など、複数の要因が重なって集客は伸び悩んだ。バブル崩壊後の景気低迷も追い打ちをかけ、開園から十数年で経営は急速に悪化した。 2007年(平成19年)4月、グリュック王国は事業を休止した。経営会社が事実上の倒産状態となり、再建も新規買い手も現れず、施設はそのまま放置された。北海道のテーマパーク産業のなかで、最も派手な失敗事例のひとつとして経営学の研究対象にもなった。 以降10年以上にわたり、施設は雪と風雨に晒され続け、急速に廃墟化が進んだ。ハーフティンバーの家屋は外壁が剥落し、城郭の塔屋は屋根の一部が抜け落ち、レストラン棟は窓ガラスが割れて植生が建物内に進入している。中世ドイツ風の本格的な作り込みが、人手なく朽ちていく様子は、北海道の代表的廃墟として写真愛好家や廃墟探訪者の間で知られている。 敷地は私有地で、現在も立入禁止である。所有関係の整理と解体・活用方針については、地元自治体と関係者の協議が継続している。テーマパーク経営史、観光地経営、地方経済再生をテーマとする研究の現地調査対象としては、見学申請を経た学術調査が一部実施されている。 アクセスは帯広駅から車で約30分、十勝平野の田園地帯のなかに突如として中世ドイツ風の建物群が現れる光景は独特の景観を持つ。周辺の幸福駅(旧国鉄広尾線、廃線)、愛国駅(同)など、十勝の観光資源と組み合わせた周遊コースの一部として知られる。

廃墟・残骸

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グリュック王国廃墟
廃墟・残骸·北海道 帯広市

グリュック王国廃墟

北海道帯広市幸福町(旧愛国町)に、グリュック王国(GLUCK KINGDOM)と呼ばれるテーマパークの跡地がある。1989年(平成元年)開園、ドイツの中世都市と王国を再現した本格的なテーマパークとして、北海道道東地区の観光振興を期待されて誕生した施設である。 施設は約30ヘクタールの広大な敷地に、ドイツ・バイエルン地方の城下町、ノイシュバンシュタイン城を模した城郭、ハーフティンバー様式の家屋、教会、レストラン、土産物店、各種アトラクション、人工湖などを配置していた。地元自治体と民間企業の共同出資による「グリュック王国株式会社」が運営し、開園当初は北海道道東地区の新観光名所として注目を集めた。 しかし、立地(札幌から車で約3時間、帯広空港から30分)の遠さ、入場料の高さ、ドイツテーマの限定的な訴求力など、複数の要因が重なって集客は伸び悩んだ。バブル崩壊後の景気低迷も追い打ちをかけ、開園から十数年で経営は急速に悪化した。 2007年(平成19年)4月、グリュック王国は事業を休止した。経営会社が事実上の倒産状態となり、再建も新規買い手も現れず、施設はそのまま放置された。北海道のテーマパーク産業のなかで、最も派手な失敗事例のひとつとして経営学の研究対象にもなった。 以降10年以上にわたり、施設は雪と風雨に晒され続け、急速に廃墟化が進んだ。ハーフティンバーの家屋は外壁が剥落し、城郭の塔屋は屋根の一部が抜け落ち、レストラン棟は窓ガラスが割れて植生が建物内に進入している。中世ドイツ風の本格的な作り込みが、人手なく朽ちていく様子は、北海道の代表的廃墟として写真愛好家や廃墟探訪者の間で知られている。 敷地は私有地で、現在も立入禁止である。所有関係の整理と解体・活用方針については、地元自治体と関係者の協議が継続している。テーマパーク経営史、観光地経営、地方経済再生をテーマとする研究の現地調査対象としては、見学申請を経た学術調査が一部実施されている。 アクセスは帯広駅から車で約30分、十勝平野の田園地帯のなかに突如として中世ドイツ風の建物群が現れる光景は独特の景観を持つ。周辺の幸福駅(旧国鉄広尾線、廃線)、愛国駅(同)など、十勝の観光資源と組み合わせた周遊コースの一部として知られる。