顔振峠
顔振峠は埼玉県飯能市と越生町の境、奥武蔵に位置する標高530メートルの峠道である。名称の由来には諸説あり、源義経が奥州へ向かう途上、あまりの絶景に幾度も顔を振り返らせながら登ったためという説や、随行した武蔵坊弁慶が急坂に顔を振りながら登ったという説、山容が冠に似ていたことから「冠山」が転じたという説が伝わる。現在は関東ふれあいの道や奥武蔵グリーンラインが通り、茶屋や展望台を備えたハイキングスポットとして親しまれている一方、白装束をまとった女性の姿が峠道で目撃されるという話が複数のサイトで紹介されている。走行中の車のボンネットに白い影が落ちてきた、バイクで通りかかった際に道端で並んで歩く姿を見たなどの報告があり、いずれも同行者には見えなかったとされる。また、かつて峠周辺で厳しい修行に耐えられず命を落とした修行僧の霊が彷徨うという噂や、訪れた者が急に強い眠気に襲われながらも眠れないという体験も紹介されている。