
秋ヶ瀬公園
秋ヶ瀬公園は、埼玉県さいたま市桜区、荒川左岸に広がる県営の都市公園である。羽根倉橋と秋ヶ瀬橋のあいだ、荒川と鴨川に挟まれた河川敷におよそ百ヘクタール規模で開かれ、旧浦和市時代の一九七一年に開園した。園内は野球場やテニスコート、広場、雑木林などから成り、日中は家族連れや自然観察、スポーツを楽しむ人で賑わう。一方でこの一帯は荒川第一調節池の範囲に含まれ、増水時には水を受け止める遊水地として機能する低地でもある。街灯が乏しく、川に挟まれた立地ゆえ霧が立ちやすい夜間は、視界が閉ざされ独特の静けさに沈む。 怪談としては、深夜に園内や近隣の橋を通る車内へ赤ん坊の泣き声に似た音が届く、木立の暗がりに首のない人影がよぎる、耳元で短い囁きが聞こえる、車が急に不調になる、といった噂がまとめサイトや心霊系メディアで繰り返し紹介されてきた。背景としては、園内で遺体が発見されたとする地元紙の報道が複数あり、河川敷という水と隣り合う地形の記憶と結びつけて、水難や不審死のイメージが語られる場所として扱われている。



