双神トンネル(荒川トンネル)
埼玉県秩父市荒川贄川、県道37号(皆野両神荒川線)上に位置する双神トンネル(通称・荒川トンネル)は、1943年(昭和18年)に竣工した全長109.9メートルの隧道である。両神山と三峰山に挟まれた地点にあることが名称の由来とされ、埼玉県が管理する道路の中では現役最古級のトンネルとして知られる。幅員が狭く車両同士のすれ違いが難しい構造で、小鹿野町営バスの運行路線にもなっている。 このトンネルについては、深夜に通過すると車の窓ガラスに手形のような跡が浮かぶ、内部を歩くと背後から足音が追ってくる、車や通行人を何者かが追いかけてくるといった噂が、複数の心霊スポット紹介サイトで報告されている。トンネル内で説明のつかない声が聞こえたとする記述も見られる。これらの噂の発生源や具体的な年代は各サイトで一致せず、建設工事中の事故に結び付ける説も一部で見られるが、その事実関係を裏付ける公的な記録は確認できていない。 竣工から80年以上を経た古い隧道特有の狭さや照明の乏しさ、往来の少なさが、こうした噂を後押ししてきたとみられる。
