
沼井公園(ぬまいこうえん)
埼玉県久喜市桜田三丁目にある沼井公園は、1985年に当時の北葛飾郡鷲宮町が開設した都市公園で、近隣の東鷲宮ニュータウン開発と同時期に整備されたとされ、園内には洪水対策とされる調節池が広がる。周辺はもともと低湿な土地だったと伝えられ、池には野鳥観察施設やビオトープが整えられ、葦の茂る岸辺が静かな景観を作っている。 この調節池では過去に入水自殺や溺死事故が相次いだとされ、その記憶が公園の噂に重なるようになった。夜間に池のほとりで男性とみられる人影が目撃されたという証言や、水面に向けてカメラを構えると顔のようなものが写り込むといった心霊写真の報告が伝わっている。犬が池の方角に向かって激しく吠え続けたという話も聞かれ、池を挟んで白い影が浮かぶように見えたという体験も語られている。 現在も公園としての機能を保ちながら、水辺の事故の記憶と結びついた怪異譚が久喜市内で語られる場所のひとつとなっている。



