
橋・高架·埼玉県 秩父市
秩父湖吊り橋二瀬ダム
1947年のカスリーン台風による荒川上流域の甚大な洪水被害を契機に、1952年から建設が開始された二瀬ダム。1961年12月に完成した重力式アーチダム(高さ95m)で、その貯水池は1962年5月に秩父湖と命名された。ダムの名称は、建設により水没した大滝地区二瀬と三峰の地名に由来する。湖面を跨ぐ吊り橋は観光地として広く利用され、秋の紅葉時期には多くの訪問者を集める。水深のある渓谷地形と、水没に伴う集落移転という地域の変化が、この場所に対する複層的な記憶の土壌となっている。橋の構造と急峻な地形から、安全上の配慮が必要な地点である。