
青葉城址
仙台城は1601年、初代仙台藩主伊達政宗によって青葉山の高台に築かれた。東西を断崖が固める天然の要害に立地し、約270年間にわたり伊達氏の居城として機能した。戊辰戦争では仙台藩は抵抗の砦となったが直接的な戦闘は回避され、城は焼失を免れた。しかし1945年の仙台空襲により、本丸や大手門脇櫓をはじめとする大部分の建造物が消失。現存する石垣と、1967年に再建された脇櫓が往時の面影を伝える。 青葉山上には宮城県護国神社が置かれており、1904年の招魂社創設以来、約56,000柱の戦没者を祀る。同神社は1945年の空襲で焼失後、伊勢神宮の旧副社殿を移築して1957年に復興された。こうした慰霊と顕彰の機能が、城址に歴史的な厚みを付与している。城址は2003年に国史跡に指定され、現在は公園として整備されている。
