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寒川集落

宮崎県西都市の山間部、三財川北岸の斜面に位置する寒川集落は、慶長2年(1597年)創建と伝わる寒川天神社の存在から、江戸時代以前より人が住んでいたとされる約400年の歴史を持つ山村だった。かつては林業を基盤に200人を超える住民が暮らしていたが、1960年代以降の林業衰退と高齢化により人口は減少を続け、1978年には集落の小中学校が閉校した。1986年、住民が市に集団移転を陳情し、1989年3月、最後まで残っていた6世帯13人(平均年齢70歳超)が麓の地区へ移り住み、宮崎県内で最初の集団離村となった。移転の条件として、かまどを壊し畳を上げることが求められ、住居として二度と使えない状態にしてから集落を去ったと伝えられている。現在、大半の家屋は倒壊・腐朽が進み、旧校舎も倒壊が進んでいるが、神社の祠は今も保たれている。こうした無人の廃村跡では、白髪の老婆の姿をした霊が廃屋の窓からじっと見つめてくる、という噂が複数の記録で語られている。

集落・廃村

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