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尾花沢市の心霊スポット

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山刀伐峠

山刀伐峠は山形県尾花沢市と最上町の境にある標高390メートルの峠で、江戸時代に松尾芭蕉が『おくのほそ道』の道中で越えた最大の難所として知られる。元禄2年(1689年)、芭蕉は封人の家に逗留した後、山賊の出没を警戒して護衛をつけてこの峠を渡ったと記録に残る。峠の名称は、山仕事や狩りの際にかぶった「なたぎり」という被り物の形に似ることに由来するとされる一方、山賊に襲われた歴史にちなむという説も存在する。芭蕉自身も紀行文で「高山森々として一鳥声きかず」と、鳥の声さえ聞こえないほど深い原生林に覆われた険しい地形を記している。こうした歴史的背景から、峠道やトンネルでは女性や首のない老婆とされる霊、あるいは山賊に襲われた旅人の霊が目撃されるという話が伝わっている。近年ではトンネル内の電話ボックス付近で女性の霊を見たという報告も出ており、旧道の峠越えルートとトンネルの両方が心霊スポットとして知られるようになった。

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