
岐阜県 坂祝町·山道・峠
木曽川渡し場の夜泣き岩
坂祝町と可児市の境、木曽川沿いのこの淵は、江戸時代に中山道が木曽川を渡る最初の地点として栄えた「今渡の渡し場」の跡地である。木曽川の渡しは碓氷峠・木曽の桟と並んで中山道三大難所の一つに数えられる難所として知られた。渡し船は明治期にワイヤーで川を渡る岡田式渡船に代わり、1926年末に太田橋が完成、翌1927年の渡橋式をもって渡船の運航は終わった。この渡し場跡の淵にそびえる岩には、壇ノ浦の戦いで敗れた平家の妻がここに身を投げたという伝承が伝わり、「夜泣き岩」と呼ばれている。現在は2007年から木曽川渡し場遊歩道として整備が進み、夜泣き岩のほか化石林や番所跡なども残る散策路になっている。