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岐阜県の山道・峠系 心霊スポット

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本州のほぼ中央に位置する岐阜県は、天下分け目の戦場と山岳信仰の里を併せ持つ土地である。1600年、徳川家康と石田三成が激突し数万の血を吸った関ヶ原の野には今も無名の供養塔が散在し、合掌造りの里・白川郷には豪雪と隔絶が育んだ口減らし伝承や落人の物語が密かに語り継がれている。山と血の記憶が、美濃飛騨の闇を一層深くしている。 峠は古来、村境を越える者を試す結界であった。修験道の行場、行き倒れの旅人、街道筋を彩った辻斬りや山賊の血が、杉木立の闇に折り重なる。山姥や天狗の伝承は、迷えば二度と戻れぬ山の不可知に対する、先人の畏れの結晶である。

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