
中山隧道
長岡市山古志と魚沼市を結んでいた中山隧道は、1933年に着工し戦争による中断を経て1949年に貫通した、住民の手作業のみによる掘削としては国内最長規模の道路トンネルである。長さは900メートル近くに及び、当時は幅1.4メートル、高さ1.5メートルほどの狭いつくりで、灯りを頼りに16年をかけて掘り進められたと伝えられている。1998年に新トンネルが開通した後は往来の役目を終え、現在は史跡として一部区間が保存・公開されている。こうした歴史を背景に、暗く狭い坑内で水音とともに女性のものとみられる小さな声を耳にしたという報告がインターネット上で見受けられる。加えて、落ち武者の霊が現れるとする噂や、坑内で何者かに声をかけられたという話も伝わっている。近くにキリシタン塚と呼ばれる場所があることが、こうした霊の噂と結び付けて語られる一因ともされている。実際の目撃投稿では、女性の姿が最も多く報告されているという。