
小机城址
小机城址は横浜市港北区に残る中世の城跡で、現在は「小机城址市民の森」として整備されている公園である。築城時期は15世紀前半とされ、正確な年代は判明していないが、上杉氏によって築かれたと伝わる。文明8年(1476年)に長尾景春が主家に反旗を翻した「長尾景春の乱」では、小机城は景春方の拠点となり、文明10年(1478年)に太田道灌の軍勢による攻城戦の末、約2ヶ月で落城したと伝わる。その後天正18年(1590年)の小田原征伐に際しても城は明け渡されたとされる。園内には竹林や空堀、土塁の遺構が残り、合戦で命を落とした者を弔うためとされる九養塚や十三塚、赤田谷戸と呼ばれる一帯が存在する。こうした戦没者供養の地を背景に、園内では黒猫を抱いた女性の姿をした霊や、鎧姿の武士の霊が竹林や空堀付近を歩いているという目撃談が伝えられている。竹林の奥から足音が響く、夜間に背後から冷たい気配を感じるといった体験も語られている。近年もSNSや心霊系サイトを通じて訪問者の体験談が投稿され続けている。