
清川村宮ヶ瀬ダム湖底の霊
神奈川県清川村の宮ヶ瀬ダムは、1969年に建設計画が発表され、1987年に本体工事に着手。2000年12月に完成した重力式コンクリートダムである。建設に先立ち、清川村・津久井町・愛川町の三市町村にまたがる地域の約1136人が移転を余儀なくされ、281戸の家屋が周辺や厚木市などへ移転した。宮ヶ瀬小中学校をはじめ公民館や消防施設といった公共施設も移転し、1982年ごろから数年をかけて進められた。渇水期には、かつての集落の遺構である石垣や旧道、橋といった施設が湖底から出現することがある。2026年2月にも少雨の影響で貯水率が低下し、沈んだ村の痕跡があらわになったとの報道がある。 夜間に湖畔から青白い光が見えるという投稿や、対岸から音が聞こえるといった体験談がインターネット上で散見される。これらは失われた故郷への思慕と、集落喪失の歴史的重みが心理的に作用した結果と考えられている。