翁島ペンション(幽霊ペンション)
福島県耶麻郡猪苗代町にある「翁島ペンション」は、双三角形の屋根とレンガ造りの暖炉を特徴とする洋風建築の廃墟で、「幽霊ペンション」の名で広く知られる。1970年代半ば、磐梯山麓・猪苗代湖畔一帯を大規模リゾート地とする構想のもとに計9棟の宿泊施設建設が計画されたが、資金難や現地までの道路事情などから計画は頓挫し、実際に完成したのはこの一棟のみだったとされる。営業実態は乏しく、早い時期から廃墟化が進んだ。心霊番組で紹介されたことをきっかけに全国的な知名度を得て、経営者の自殺や、精神を病んだ母親による子どもの殺害といった噂が広まった。しかし調査によれば、施設は個人の別荘ではなく商用の宿泊施設として登録されており、元経営者の生存も確認されているなど、噂の内容と実態には食い違いが指摘されている。館内では、浴室で正体不明の物音や呼び声が聞こえる、暖炉付近に女性の姿が見える、二階の窓に子どもの姿が現れるといった話が探索者の間で伝えられている。