
旧磐梯熱海病院廃墟
福島県郡山市の磐梯熱海温泉は古くからの湯治場として知られ、温泉街は川沿いに広がっている。この一帯で心霊スポットとして名前が挙がってきたのは、磐梯熱海駅を越えて会津方面へ進んだ先、現在も営業する総合病院の手前にあった廃墟である。もとは温泉客を泊めていた旅館「河鹿荘」で、川際ぎりぎりに建てられていたとされ、経営破綻の後に放置されて荒れた姿をさらしていた。 廃墟が心霊の噂と結びつくきっかけになったのは、2010年12月20日に報じられた出来事である。肝試しに立ち入った男性2人が客室で異臭に気づいて通報し、駆けつけた警察が女性の遺体を発見した。死後およそ1か月とみられ、報道されたことで施設の名が広く知られるようになった。その後、建物は事件から8年を経た2018年に解体され、現在は残っていない。 なお、この廃墟は「病院」と紹介されることもあるが、実態は温泉旅館の跡であり、隣接して現在も営業する総合病院と混同された可能性がある。ネット上では窓や廊下の異変を語る声もある一方、廃墟情報サイトの中には心霊の噂を事実無根とする記述もみられる。
