
御嶽山登山道
長野県と岐阜県の県境に聳える御嶽山は、2014年9月27日の噴火で58名が死亡、5名が行方不明となり、合計63名の犠牲者を出した活火山である。飛散した噴石は(火口付近で)時速350〜720キロに達したとする専門家の推定もあり、山頂付近の登山者の多くが後頭部や背中に噴石を受けて命を落としたとされる。登山道の複数地点に慰霊碑が設置されており、訪問者の間で心霊スポットとして言及されている。 投稿では、登山時に野生動物が突然逃げていくという観察や、登山道特有の静けさが不安感をもたらすという報告がある。これらは山の環境条件と訪問者の心理状態の相互作用として理解できるもので、心霊現象としての具体的根拠は投稿には示されていない。 御嶽山は古くから山岳信仰の対象で、死後の魂は御山に帰るという御嶽信仰の教えのもと、王滝口・黒沢口の両登山道沿いには2万基を超える霊神碑が建立されている。墓ではなく霊魂を鎮める石碑であり、登山道が単なる事故現場としてだけでなく古くから霊的な場所として語られてきた一因とみられる。 御嶽山は現在も活火山で、火山活動レベルに応じて登山規制が実施されている。2019年7月には王滝口・黒沢口から山頂剣ヶ峰への登山道規制が段階的に緩和され、2023年7月には長野県側稜線「八丁ダルミ」の立入規制も9年ぶりに緩和されシェルターが整備された一方、岐阜県下呂市側は二ノ池ヒュッテより先が現在も立入禁止である。王滝村の松原スポーツ公園にも2017年9月、別の慰霊碑が建立された。訪問時は気象庁の火山情報および自治体の指示を厳守する必要があり、被災者遺族への配慮から慰霊碑周辺での節度ある振る舞いが求められる。