宮ヶ澤隧道(葉梨トンネル)
静岡県藤枝市西方、県道81号線で焼津市へと通じる宮ヶ澤隧道は、通称「葉梨トンネル」と呼ばれる。昭和25年頃に築かれたコンクリート造の隧道で、全長は約470メートル、幅は約2.5メートルと狭く、大型車どうしのすれ違いはできない。トンネルの先には小さな集落があり、かつては生活道路として利用されていた。噂として広まっているのは、トンネル出口付近に立つ鉄骨の枠で首吊りがあったという話と、近くの小屋で少女が命を絶ったという話である。これらを裏付ける公式記録や報道は確認されていないが、鉄骨の枠には複数の御札が貼られており、周辺住民が供養やお祓いを行った痕跡とされる。訪問者の間では、トンネル内でスーツ姿の人影を見た、話し声や足音が聞こえた、撮影した写真に写るはずのない人影が写り込んだ、顔が歪んで写るなどの報告が重ねられている。なお現在も現役の県道として使われているため、通行の際は自動車・徒歩とも注意が必要であり、トンネル先の集落・小屋は私有地の可能性があるため立ち入りは控えたい。