静岡県の隧道・トンネル系 心霊スポット
4スポット
富士山と駿河湾、東海道の要衝を抱える静岡県は、徳川家ゆかりの地でありながら街道の闇も濃く宿す土地である。明治の旧街道に残る旧小峰トンネル、三河との県境を貫き多くの怪異譚を生んだ旧本坂トンネル、富士樹海の静寂、そして駿河湾沿いに点在する海難者の供養塔——東海道を歩いた無数の旅人と落人たちの足音が、霧深い峠道に今も微かに響いている。 山腹を貫くトンネルは、自然の境界を強引にこじ開けた人工の異界である。明治以降の鉄道・道路開削に伴う落盤事故、過酷な労役に倒れた工夫、人柱の伝承が地中に積層し、闇の奥に沈殿する。出口の光が遠ざかる錯覚は、訪れる者を時間ごと飲み込んでいく。


