その他·静岡県 三島市
小浜山処刑場跡(首切り松)
三島市のJR三島駅一帯は、江戸時代に三島代官所(宝暦9年〈1759年〉に韮山代官所へ統合)が管理した処刑場「小浜山刑場」があった場所である。三島宿のはずれに位置し、韮山代官所から検視の役人が訪れ、罪人は宿内を引き回された上で処刑場を囲む竹矢来の中で斬首されたと伝わる。処刑後の首は東海道三島宿の東側、新町橋のたもとに設けられた晒し首場で公開されたという。刑場には「首切り松」と呼ばれる大きな松があり、処刑場の目印になっていたとされる。刑場は幕末まで使われ、明治期以降は一時火葬場としても利用された。昭和44年(1969年)の東海道新幹線三島駅建設に伴い、敷地内にあった供養碑は北口から西へ約200メートルの現在地(三島市文教町1丁目付近)へ移された。今もJR職員が毎月1日、周辺住民が毎年7月20日に供養を行っている。こうした歴史を背景に、斬首された罪人のものとされる、首のない着物姿の霊や、宙に浮く生首を目撃したという話が伝えられている。