宿泊・居住跡·静岡県 富士宮市
ホテル青い鳥
静岡県富士宮市上井出、朝霧高原へ向かう県道沿いに位置するラブホテルの廃墟である。1976年に開業したが、廃業の時期は明らかになっていない。二階建てで、「エ」の字型に複数の棟が連結した特徴的な構造を持つ建物であり、2000年代後半には既に営業を停止し廃墟となっていたとされる。2010年代に入るとガラスの破損や不法投棄が進み、荒廃が一段と進行した。この施設をめぐっては、かつて館内で殺人事件が起き、それが廃業の原因になったという噂が広まっているが、事件の実在を示す記録は確認されておらず、真偽は不明のままである。噂の中では、命を落とした女性の霊が館内をさまよっているとされ、廊下や階段付近で人影を見た、女性の声を聞いたという話が伝えられている。死因についても殺人か自殺かは判然としないとされ、事件そのものが別のラブホテルで起きた出来事と混同され、この場所の噂として語られるようになったのではないかとする見方もある。また、かつて経営に暴力団が関与していたとする説や、廃墟内で銃や薬莢が発見されたとする話もあり、複数の要素が絡み合った心霊スポットとして知られている。ネット上では、訪問後の帰路で事故に遭ったという声も見られる。現在は管理者による立入り制限が敷かれ、内部への進入は困難な状態となっており、猫の缶詰の空き缶が多数放置されていたことから、廃業後も何者かが敷地内で生活していたのではないかとの推測もされている。