
旧小豆島農業高校廃校
小豆島農業高校の名称は地域の農業教育の歴史を表象していますが、実際には香川県立小豆島高等学校が前身です。2017年3月に閉校するまで、この学校は島民の教育を担う中核施設として機能していました。 小豆島は明治41年(1908年)からオリーブ栽培を開始し、全国の試験地の中で唯一成功した農業の中心地として発展してきました。その後、柑橘栽培も広がり、島の経済は農業に根ざしてきました。高等学校は、このような地域の農業を支える次世代を育成する役割を担っていました。 少子化による全国規模の高校統廃合の波のなかで、2017年に隣島・土庄町の土庄高校との統合により廃止され、香川県立小豆島中央高等学校へ統合されました。閉校後、校舎は長く未利用のまま残されています。ネット上では、廃墟化した校舎における懐かしさや、島から若者が離れていく現実への複雑な感情が、心霊スポットとしての語り部となっているという声が存在します。