
鹿児島県 南さつま市·水辺
野間岬廃灯台跡
鹿児島県南さつま市の薩摩半島最南端、野間岬に位置する廃灯台跡。昭和34年(1959年)に初点灯した薩摩野間岬灯台で、東シナ海を見渡す断崖に立つ。かつて九州電力による風力発電施設が2003年まで稼働していた同岬は、1998年から3期に分けて大型風車10基が設置され、2019年に全て解体された。 野間岬は長年をかけて砂が堆積してトンボロ(陸繋砂州)を形成した独特の地形を持ち、東シナ海を経由した海運の要衝であった。強風と高波による地形変化が絶えず、断崖からの転落の危険が極めて高い。現在、灯台跡周辺は南さつま海道八景に数えられ、後浜展望所からは野間岬に沈む夕日と沖合の島々の景観が視認できる景勝地として知られている。