鹿児島県の水辺系 心霊スポット
2スポット
桜島の噴煙が常にたなびく薩摩は、島津七百年の治世と西郷隆盛、特攻隊の記憶を抱える九州最南端の地である。大正噴火の溶岩に呑まれた村落の痕跡、未確認生物イッシーの伝説残る池田湖、西南戦争終焉の城山洞窟、知覧から飛び立った若者たちの遺影——薩摩隼人の誇りと火山の脅威、戦争の影が幾重にも重なり、南国の青空の下に深い闇を湛えている。 湖沼や淵は龍神を宿す聖域とされ、同時に水底へ人を引き込む境界でもあった。入水・水難・ダムに沈んだ集落の記憶が水面下に堆積し、河童や船幽霊として語り継がれてきた。鏡のように凪いだ水面ほど、深い沈黙の中で何かを映している。

