
妙見山(しおき場)
大阪府豊能郡能勢町、能勢妙見山の山中に「しおき場」と呼ばれる一角がある。戦国時代、境界をめぐる領地争いから領民同士の対立が深刻化し、双方の代表者を交換したうえで斬首する「交換処刑」によって収束させたという逸話が地域に伝わっている。争いの舞台となったとされるこの場所は、後年「地獄谷」「生首谷」の異称でも呼ばれ、かつては「史跡 しおき場」と記した標柱が立てられていた時期もあったが、現在は撤去されているという。現地には慰霊のための塔が建てられており、今も手を合わせに訪れる人があるとされる。こうした経緯から、首を失った男性の霊が目立たない場所に佇んでいる、命を落とした者たちの無念が今なお漂っているといった噂が広まり、複数の体験談や動画が発表されるようになった。妙見山自体は古くから妙見信仰の霊場として知られる一方、その一角に残るこの逸話が、現在では大阪府内でも知名度の高い心霊スポットとしての側面を持たせている。