深谷大橋
深谷大橋は、山口県岩国市錦町宇佐郷と島根県吉賀町の境にあたる深谷渓谷に架かる赤いアーチ橋である。1962年に完成し、全長約100メートル、谷底からの高さは80メートル前後とされ、西日本でも有数の規模を持つアーチ橋として紅葉の時期には観光客も訪れる。当初は欄干が低く渓谷の眺望を楽しめる展望地としても知られていたが、転落・投身による死者が相次いだことから、2008年に高さ2.5メートルのフェンスが設置された。橋のたもとには、自殺予防を目的とした相談電話の案内看板も設けられている。ネット上では国内でも自殺者数が多い橋として紹介されることが多く、テレビ朝日の心霊番組でも「自殺者を招く魔の赤い橋」として取り上げられた。こうした経緯から、この橋は投身に関する報告の多さで知られるようになり、欄干の外を覗き込んだ際に背中を押されるような感覚を覚えたという体験談や、白い服を着た女性が手招きする姿、渓谷から伸びる無数の手を見たという噂が伝えられている。過去に橋から身を投げた人々の霊が、新たな道連れを探しているという説も広まっている。フェンスの脇にはわずかな隙間が残っており、現在も身を投げる人がいるとされ、フェンスには遺体を引き上げるためとされるゲートが設けられている。橋の入口には献花が絶えないともいわれ、周辺では警察や消防による巡回が続けられており、地元住民の通報で行方不明者が保護された例も報じられている。

