徳島県の水辺系 心霊スポット
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四国の東端・徳島県は、平家落人の隠れ里と踊りの狂熱を抱える地である。源平合戦の敗者が逃れたとされる断崖の秘境・祖谷渓、四百年続く阿波踊りの陶酔と熱狂、剣山に眠るとされる古代の謎、空海ゆかりの四国遍路の霊場——深い山と渓谷に閉ざされた阿波の地は、敗者の悲哀と山岳信仰が重なり合い、今も独特の濃密な闇を湛えている。 湖沼や淵は龍神を宿す聖域とされ、同時に水底へ人を引き込む境界でもあった。入水・水難・ダムに沈んだ集落の記憶が水面下に堆積し、河童や船幽霊として語り継がれてきた。鏡のように凪いだ水面ほど、深い沈黙の中で何かを映している。
