
弥彦山奥院
新潟県西蒲原郡弥彦村の弥彦山山頂(標高634m)に鎮座する奥院(御神廟)は、祭神の天香山命と妃神の熟穂屋姫命を祀る神社の奥宮である。越後開拓の祖神とされる天香山命への信仰に始まり、社伝によれば紀元前392年に創建されたとされる越後一宮の中核的な聖地である。 弥彦山は海岸部に急峻に立ち上がる山容が特徴で、越後平野と日本海を一望する立地にある。修験道の山岳信仰の対象として古来より崇められ、参道沿いには修行の痕跡が残存している。 ネット上では山頂付近での不可解な体験を語る登山者の声が散見されるが、実際には弥彦山は冬季の積雪時を中心に気象が急変しやすく、滑落事故の危険が常に存在する山である。霧や視界不良による方向感覚の喪失、疲労による判断低下が、通常の登山体験を異質に感じさせる可能性が考えられる。