
小浜城跡
福井県小浜市にある小浜城跡は、慶長6年(1601年)に京極高次が築城を開始した海城の遺構である。西側に小浜湾を控え、南北の河川が天然の防衛ラインをなす要衝に立地した。京極家から酒井家に転封された後、正保2年(1642年)に酒井忠勝により城郭がほぼ完成され、その後約230年間、若狭酒井家の居城として機能した。 明治4年(1871年)12月、火災により城郭の大部分が焼失し、現在は本丸周辺の石垣と天守台の礎石が残存している。焼失を免れた建造物は県立若狭高等学校の正門として移築されている。昭和31年(1956年)に福井県指定史跡となり、本丸跡には小浜神社が祀られ、初代城主酒井忠勝を祭神としている。周辺はブナやケヤキなどの樹林に覆われ、小浜湾を一望できる立地から、歴史的な城郭遺構として地域に保護されている。

