
牛頸ダム
牛頸ダムは福岡県大野城市を流れる牛頸川に、治水と水質改善を目的として建設されたロックフィルダムで、1990年代初頭に完成した。この一帯には古くから、通行の難所であった沼地に少女が自ら人柱として身を投じ、その後に道が開かれたという言い伝えが伝わっており、供養のための祠が近隣に残るとされる。こうした由来もあってか、ダム周辺は九州でも知られた心霊スポットとして複数の怪談サイトや取材記事で取り上げられてきた。語られる内容は、湖面に立つ白い服の女性、ベンチに腰掛ける男女の霊、鈴の音、赤い服を着ると異変に遭うという禁忌など多岐にわたる。かつて山道にあった廃屋では、首のない少女の霊を見た者が災難に遭うという噂が中高生の間で語られていたとの記録もある。実際にこの地域では、1998年に建設中の重機が転落し児童が死亡する事故、2008年には近くの道路で車両火災による焼死体の発見、2017年には公園敷地内で複数の遺体が発見される事案が起きており、こうした出来事が心霊の噂と結び付けられて語られている。
