二岡神社
二岡神社は御殿場市東田中に鎮座し、日本武尊の東征に創建の由来を持つとされる北駿地方でも古い神社で、境内には応永29年(1422年)に大森頼春が奉納したと伝わる石灯籠(市指定有形文化財)や、樹齢数百年の杉が並ぶ社叢(市天然記念物)が残る。黒澤明監督「七人の侍」をはじめ多数の映画やドラマのロケ地としても知られ、ヒメボタルの観察地としても親しまれる一方、静岡県内屈指の心霊スポットとしても名前が挙がる。ネット上の噂では、境内で女性や老婆、老爺、赤ん坊など複数の霊の目撃が語られ、なかには戦時中の墜落機に由来するとされる異国の兵士の霊を挙げる声もある。鳥居のそばで撮影すると人の顔らしきものが写ることがある、祠の付近で乳児のような泣き声が聞こえる、参拝中に神隠しに遭うといった話も伝わり、除霊のために霊能者が訪れたという逸話も流布している。一方で実際に訪れた人からは、鬱蒼とした杉木立に包まれた境内の静けさが物々しい印象を与えるだけで、手入れの行き届いた清浄な神域だとの声も上がっている。
