北海道宿泊・居住跡

ホテル・旅館・住居跡などの心霊スポット。

3 スポット

増毛の旧廃ニシン御殿
宿泊・居住跡·北海道 増毛郡増毛町

増毛の旧廃ニシン御殿

北海道増毛郡増毛町——日本海に面したこの港町は、かつて「ニシン千石場所」と呼ばれ、巨万の富を生んだ豪商たちの邸宅が立ち並んだ場所だ。 ニシンの大群が浜を埋め尽くしたあの黄金の時代、豪奢な御殿には三味線の音色と宴の声が絶えなかった。あなたがいま打ち捨てられたニシン御殿の跡に立てば、潮風の奥から、別の時代の華やかさの残響が聞こえてくるかもしれない。 夜更けになると、誰もいないはずの広間から三味線の音色、女性の笑い声、徳利の触れ合う音が漏れてくるという。窓の隙間に揺れる影を見たという証言、空のはずの座敷で人の気配を感じたという話も、訪れた者たちの間で繰り返されている。 栄華と没落、そのいずれも飲み込んできた増毛の海風のなかに、ニシンの時代の記憶がいまも色濃く溶けている。

夕張廃墟群
宿泊・居住跡·北海道 夕張市

夕張廃墟群

北海道夕張市——かつて石炭で栄え、最盛期には十万を超える人々が暮らした北の街は、いまや「ゴーストタウン」の代名詞とも呼ばれる土地となった。 あなたが市内を歩けば、廃ホテル、廃病院、廃住宅、閉ざされた炭鉱関連施設が、町のあちこちにそのまま残されているのに気づくはずだ。住人が去ったまま時間だけが流れた建物には、いまも家具や生活の跡が残されている場所も多い。 廃ホテルでは、誰もいないはずの部屋から物音が響く、廊下に並んだドアが順番に開閉する、廃病院では、施錠されたはずの診察室から呻き声が聞こえる——そんな証言がいくつも語られてきた。 一夜にして閉山が告げられたあの日から、戻る場所を失った人々の想いが、まだ建物のどこかに沈んでいるのかもしれない。夕張の廃墟は、北海道の近代史と心霊現象が交差する場所として、訪れる者の記憶に刻まれ続けている。

江差の旧廃ニシン御殿
宿泊・居住跡·北海道 檜山郡江差町

江差の旧廃ニシン御殿

北海道檜山郡江差町——「江差の五月は江戸にもない」と謳われた、ニシン漁全盛期の伝説の港町。豪商たちが競って建てた格式高い御殿は、いまもその姿を残しながら、当時の華やかさだけを失っていった。 あなたが古い御殿の前に立てば、朱塗りの欄干、彫刻の施された梁、贅を尽くした内装に、息を呑むはずだ。同時に、もう誰の声も響かない屋敷の奥に、別の気配が漂っているのを感じるかもしれない。 夜更けになると、空のはずの広間から三味線の音色と宴の声、女性のかすかな笑い声、徳利の触れ合う音——そうした不思議な響きが伝わる。窓の隙間から覗くこちらを、誰かが見つめ返してくる視線を感じたという証言もある。 栄華と寂寥が同居するこの町の御殿は、江差の海風とともに、北海道の近代史を静かに語り続けている。

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