北海道の隧道・トンネル
暗闘の先に何が待つか。心霊トンネル・隧道。
3 スポット
旧滝の平トンネルの亡霊
北海道室蘭市——市街地からほど近い山あいに、長く使われないまま廃道となった「旧滝の平トンネル」がひっそりと残されている。 このトンネルは地元の心霊ファンの間で広く語り継がれる場所のひとつで、夜になると様々な怪奇現象が報告されてきた。あなたが入口に立てば、苔むした壁と、内部から流れ出てくる冷たい空気のなかに、独特の重い気配を感じるはずだ。 夜更けになると、トンネル内部に立つ白い女性の人影、暗闇の奥から響いてくる啜り泣きのような声、足元から伝わる冷気、振り向いたあとに残る誰かの気配——そうした目撃談が訪れた者の間で繰り返し語られてきた。複数の訪問者の証言が驚くほど一致するという点でも、このトンネルは知られている。 闇のなかに何かを留め続けるこの場所には、いまも別の時間が静かに流れている。
旧稲尾第二トンネル
北海道札幌市中央区——市街地からそれほど遠くない場所に、1930年代に建設されたまま放置された「旧稲尾第二トンネル」がいまも残されている。 長く使われないまま朽ちつつあるこのトンネルは、地元では古くから不思議な体験談が語られる場所として知られてきた。あなたがトンネルの入口に立てば、内部から流れてくる冷たい空気と、暗闇から覗く奥行きのなさに、独特の圧迫感を覚えるはずだ。 夜更けになると、内部の暗闇から響いてくる足音、何かを引きずるような不規則な音、入口に向かって近づいてくる気配、突然感じる冷気——そうした目撃談が訪問者の間で繰り返し語られてきた。先導なしで通過しようとした車両が思わぬ事態に遭ったという話もある。 時代から取り残されたこの廃トンネルの闇のなかには、いまも別の時間が流れているかのようだ。
旧小別沢トンネル
札幌市西区、市街地から少し離れた山の中腹に、ぽっかりと口を開けた古いトンネルがある。「旧小別沢トンネル」と呼ばれるその穴は、1927年頃、農作物を運ぶために手作業で掘り抜かれたものだ。 しかしこのトンネルの暗がりが語ってきたのは、土を運ぶ穏やかな日々の記憶だけではない。戦時中、強制労働に駆り出された人々がここで命を落としたとも、人柱として埋められた者がいるとも噂され、長い年月を超えて語り継がれている。 あなたがトンネルの入口に立てば、奥の闇から微かに何かが見つめ返してくる気配を感じるかもしれない。中央あたりで突然エンジンが止まる、焼け焦げたような姿の人影が壁際に立っている、低い呻き声が壁から染み出してくる——そんな話が、訪れた者たちの間で繰り返されている。 開拓と戦争、二つの時代の影が重なるこの場所は、札幌でも屈指の心霊スポットとして知られる。