
信貴生駒スカイライン
信貴生駒スカイラインは生駒山地を南北に縫う有料道路で、宝山寺線・信貴山線などを含め1958年から1964年にかけて段階的に開通した近鉄グループ管理の私道である。全長約21キロにわたり大阪府と奈良県の府県境をなす稜線を走り、展望台からの夜景を目的に多くの車が訪れる一方、日没後は人通りが少なくなる。かつては関西各地から走り屋が集まる人気コースだったが、1980年代にバイク事故が相次いだことから二輪車の通行が禁止された。2005年8月には対向する乗用車同士が正面衝突し、後続の車両も巻き込まれる多重事故が発生し、死傷者を出している。こうした事故の記憶を背景に、峠道特有の怪談がいくつも語られている。代表的なものは、カーブで転落した走り屋の霊とされる首なしライダーが夜間の走行車を追い越し、追い越された車は事故に遭うという話である。ほかにも、トンネル内でクラクションを鳴らすと車体に手形が浮かぶ、上半身だけの女性の霊が高速で追走する、白い軽自動車とすれ違うと事故を起こすといった噂が伝わっている。