
天門橋
熊本県宇城市三角町の宇土半島と上天草市大矢野島を、三角ノ瀬戸を挟んで結ぶ国道266号の橋である。天草五橋の1号橋として1966年に完成し、開通式には三笠宮崇仁親王と百合子妃が臨席した。三径間下曲弦連続トラスという建設当時世界最長規模の構造を持ち、三角港などに出入りする大型船舶の航行を妨げないよう海面から42メートルの高さに架けられ、同年には第1回土木学会田中賞を受賞している。2018年には隣接して天城橋が開通し、現在は旧道に近い位置づけとなっている。 一方でこの橋は、女性の笑い声が聞こえる、橋から人が落ちるような影を見たという噂を伴う心霊スポットとしても知られている。歩いていると吸い込まれるような感覚に包まれた、うめき声や発光体、物音のような現象に見舞われたといった体験が複数の記録に残されており、飛び降りがあったとの噂も背景にあるとされる。かつて橋の近くには天草パールラインホテルという廃墟があり、この存在が噂の広がりに影響したとの見方もある。実際に夜間に橋を訪れた記録者が、女性の笑い声も落下するような人影も確認できなかったと述べる報告もあり、噂の実態は確認されていない。
