浜館公園
浜館公園は由利本荘市西目町出戸の海岸から約500メートルの高台にあり、標高100メートルの地形を生かした中世の城館跡に整備された公園である。正応4年(1291年)に由利仲八郎政重・政春父子が築いたと伝えられ、延慶4年(1311年)には栗山館主の鳥海氏に攻められて落城し、由利氏は鳴沢館へ移ったという由来が残る。現在は桜の名所として知られ、山頂の展望台には海難事故の犠牲者を慰霊する観音像が立っている。心霊の噂が語られるのは主にこの展望台周辺である。旧日本軍のような服装をした年配の男性が現れ、居合わせた者に話しかけてきたが会話は成立せず、いつの間にか姿を消していたという目撃が伝えられる。同じ場所にいたはずの別の人物はその男性を見ておらず、周囲に人が上ってこられる道も見当たらなかったとされることから、時期がお盆であったことも重なり、目撃者は戦時中に亡くなった兵士の霊ではないかと受け止めたという。慰霊のために置かれた観音像が夜間に向きを変える、あるいは動くという噂も複数のサイトで確認できる。
