
その他·茨城県 小美玉市
小美玉市旧陸軍百里基地跡
茨城県小美玉市の百里飛行場は、1938年に旧海軍筑波航空隊の補助飛行場として設置され、1939年に独立した百里原海軍航空隊の本拠地だった。当初は基本的な操縦訓練を行い、1943年から予科練生の訓練施設に転換した。太平洋戦争末期の1945年には特攻隊「正気隊」が編成され、4月から5月にかけて複数の出撃が行われた。 戦後、飛行場は引き揚げ者の開拓地に転用されたが、1966年に航空自衛隊百里基地として再出発し、2010年には茨城空港として民間化された。現在も敷地内に旧海軍道路の痕跡、正門跡の大谷石門柱、航空神社などが残存している。掩体壕は当時72基存在したと記録されているが、基地の運用と民間化の過程で大部分は失われた。2009年には「甲種飛行予科練の碑」が建立され、戦没者への追悼が継続されている。