
宿泊・居住跡·香川県 丸亀市
丸亀城廃家老屋敷跡
丸亀城は香川県丸亀市の亀山に築かれた近世城郭で、1597年に生駒親正と生駒一正により築城が開始された。1602年の完成時には生駒一正がこれを居城とし、その後、一国一城令による廃止を経て、1641年に山崎家治が領主となり城の再興が進められた。1658年からは京極武主により統治され、1660年に現存の三層三階の天守が完成した。この天守は江戸時代またはそれ以前の建築で、全国にわずか12例のみの現存天守に数えられ、重要文化財に指定されている。丸亀城下町は複数の領主交代のなかで発展した。外堀の内側は武家の居住域となり、中級以上の侍は城に近い中心部(現在の大手町、城東町、六番丁から十番丁周辺)に屋敷を構え、下級武士と足軽は外側に配置された。江戸時代を通じて、領主と重臣たちが藩政の中枢として機能してきた痕跡は、城周辺の石垣と土塀の遺構に今も残されている。