
白兎神社
白兎神社は『古事記』に記される「因幡の白兎」の伝説に由来する神社で、古来より白兔神を主祭神とする信仰の地である。神話では大穴牟遅神(大国主命)が海の鰐に騙された白兎を救い、その後縁結びが成就したと述べられており、この物語は江戸時代の再興以来、地域の人々に語り継がれてきた。 神社は身干山と呼ばれる丘に位置し、その名は白兎が身を乾かした場所と伝えられている。境内には「御身洗池」と呼ばれる池があり、旱天豪雨を問わず水位が変わらないとされる。創建の由緒は明らかでないが、戦国期に焼失した後、慶長年間に戦国大名亀井茲矩により再興され、現本殿は明治期の再建である。皮膚疾患の治癒と特定の人との縁結びに効く神として信仰されており、2010年には「恋人の聖地」に認定された。 古事記の記述が国語教材として広く認識される現代、この神話の舞台を体験できる場所として参拝者に訪れられている。参拝は日中に行うことが推奨される。
