
旧国鉄安来線 三井寺廃線トンネル
島根県安来市には鉄道の廃線遺構がいくつか残るが、「旧国鉄安来線」という路線名は公的な記録では確認できない。安来を通っていた鉄道のうち私鉄としては、荒島駅から出雲広瀬駅までを飯梨川沿いに結んだ広瀬線があり、広瀬鉄道として1928年に開業し、社名変更を経て一畑電気鉄道広瀬線となったのち、1960年に廃止されている。一方、山陰本線の旧線区間(米子〜安来)には、複線化に伴う経路変更で使われなくなった単線用の廃トンネルとして、安来市門生町の門生トンネル(延長約151メートル)と、黒井田町の島田トンネル(延長約388メートル)が残る。いずれもRC造で、鉄道・運輸機構の譲渡対象として名が挙がっている。ただし「三井寺」という名の廃線トンネルや、それに結びつく怪異・事故・犠牲者の具体的な記録は、信頼できる資料では確認できなかった。ネット上の心霊スポット紹介でも、安来市の廃トンネルを名指しした明確な記述は乏しい。
