新潟県の山道・峠系 心霊スポット
2スポット
日本海に長く伸びる新潟県は、流刑の島・佐渡と北陸最大の難所を抱える土地である。順徳上皇や日蓮が流された佐渡の地で、江戸幕府の財政を支えた佐渡金山には、過酷な労役で命を落とした無宿人たちの怨念が坑道深くに眠る。波打ち際を命がけで渡った断崖・親不知では、子を失った親の慟哭が今も波音に重なって響き続けている。 峠は古来、村境を越える者を試す結界であった。修験道の行場、行き倒れの旅人、街道筋を彩った辻斬りや山賊の血が、杉木立の闇に折り重なる。山姥や天狗の伝承は、迷えば二度と戻れぬ山の不可知に対する、先人の畏れの結晶である。

