新潟県隧道・トンネル系 心霊スポット

4 件の「隧道・トンネル」に絞り込み

新潟県の心霊文化

日本海に長く伸びる新潟県は、流刑の島・佐渡と北陸最大の難所を抱える土地である。順徳上皇や日蓮が流された佐渡の地で、江戸幕府の財政を支えた佐渡金山には、過酷な労役で命を落とした無宿人たちの怨念が坑道深くに眠る。波打ち際を命がけで渡った断崖・親不知では、子を失った親の慟哭が今も波音に重なって響き続けている。

隧道・トンネルという場所

山腹を貫くトンネルは、自然の境界を強引にこじ開けた人工の異界である。明治以降の鉄道・道路開削に伴う落盤事故、過酷な労役に倒れた工夫、人柱の伝承が地中に積層し、闇の奥に沈殿する。出口の光が遠ざかる錯覚は、訪れる者を時間ごと飲み込んでいく。

隧道・トンネル·新潟県 十日町市

鷹ノ巣トンネル

鷹ノ巣トンネルは新潟県十日町市宮中、信濃川に架かる宮中取水ダムの上に位置する隧道である。宮中取水ダムは昭和14年(1939年)、上越線や首都圏の鉄道電力供給を目的にJR東日本(旧鉄道省)の水力発電施設として建設され、現在も稼働する企業所有の設備となっている。トンネルのすぐ先には「あてら(阿寺)」と呼ばれた集落があったと伝わるが、現在は住民が離れ廃屋が残るのみとなっている。トンネル内部には祠が祀られ、御札が貼られているほか、神棚が置かれていた跡も確認できるという。この一帯では、ダム建設当時に労働者が多数死亡したとする話が伝わり、近くには慰霊のための公園があるとされる。こうした背景から、トンネル内では誰もいないはずの場所で足音が聞こえる、うめき声のような音が響くといった体験が語られるようになった。横穴の先は崖とダムの水面に接しており、暗く狭い構造も相まって、通行者の間で不安を誘う場所として知られている。

清津峡渓谷トンネル(清津峡)
隧道・トンネル·新潟県 十日町市

清津峡渓谷トンネル(清津峡)

新潟県十日町市の清津峡は、黒部峡谷・大杉谷と並び日本三大峡谷に数えられる景勝地で、柱状節理の岩壁と清津川の急流が造り出す渓谷美で知られる。かつては渓谷沿いに遊歩道が設けられていたが、1988年7月31日に落石が観光客の頭部を直撃する死亡事故が発生し、以後通行が禁止された。安全に渓谷を眺められる代替手段を求める地元や観光客の要望を受け、歩道トンネルの建設が進められ、1996年10月に全長750メートルの清津峡渓谷トンネルが開業した。トンネルは複数の見晴所とパノラマステーションを備え、2018年には芸術作品として改修されて写真映えする観光地となり、現在は多くの旅行者が訪れる。一方で、開業前の渓谷で人命が失われた経緯があることから、ネット上の一部動画や記事ではこのトンネルが心霊スポットとして紹介されることがある。渓谷特有の狭く暗い空間と、過去の死亡事故の記憶が結びつき、そうした噂を生む土台になっていると考えられる。

旧三国トンネル
隧道・トンネル·新潟県 糸魚川市

旧三国トンネル

新潟県糸魚川市の山間部にある旧三国トンネルは、1960年代に建設された隧道で、1990年代に廃止された。現在は廃隧道として残されている。 この場所について、後部座席に誰かが座っているような感覚を受けたという体験が報告されており、振り返ると誰もいなかったという報告がある。訪問経験者からは「二度と行かない」といった反応も聞かれており、地元では怖い場所として認識されている。 トンネルと取付道路は立入が制限されており、廃道は落石・崩落などの危険を伴う。

中山隧道
隧道・トンネル·新潟県 長岡市

中山隧道

長岡市山古志と魚沼市を結んでいた中山隧道は、1933年に着工し戦争による中断を経て1949年に貫通した、住民の手作業のみによる掘削としては国内最長規模の道路トンネルである。長さは900メートル近くに及び、当時は幅1.4メートル、高さ1.5メートルほどの狭いつくりで、灯りを頼りに16年をかけて掘り進められたと伝えられている。1998年に新トンネルが開通した後は往来の役目を終え、現在は史跡として一部区間が保存・公開されている。こうした歴史を背景に、暗く狭い坑内で水音とともに女性のものとみられる小さな声を耳にしたという報告がインターネット上で見受けられる。加えて、落ち武者の霊が現れるとする噂や、坑内で何者かに声をかけられたという話も伝わっている。近くにキリシタン塚と呼ばれる場所があることが、こうした霊の噂と結び付けて語られる一因ともされている。実際の目撃投稿では、女性の姿が最も多く報告されているという。

新潟県の他のカテゴリ