新潟県水辺系 心霊スポット

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新潟県の心霊文化

日本海に長く伸びる新潟県は、流刑の島・佐渡と北陸最大の難所を抱える土地である。順徳上皇や日蓮が流された佐渡の地で、江戸幕府の財政を支えた佐渡金山には、過酷な労役で命を落とした無宿人たちの怨念が坑道深くに眠る。波打ち際を命がけで渡った断崖・親不知では、子を失った親の慟哭が今も波音に重なって響き続けている。

水辺という場所

湖沼や淵は龍神を宿す聖域とされ、同時に水底へ人を引き込む境界でもあった。入水・水難・ダムに沈んだ集落の記憶が水面下に堆積し、河童や船幽霊として語り継がれてきた。鏡のように凪いだ水面ほど、深い沈黙の中で何かを映している。

新潟県 加茂市·水辺

下条川ダム

新潟県加茂市の下条川ダムは、湿生植物園やトンボの生態園、自然学習館、キャンプ場を備えた親水公園として整備され、春には約700本のソメイヨシノが咲き、ヘラブナ釣りの名所として日中は釣り人でにぎわう。日中の賑わいに対し、夜間は照明も少なく静まり返ると紹介されることもある。一方で複数の心霊スポット紹介サイトでは、湖の中ほどに架かる赤い吊り橋を中心に女性の霊が目撃されるとする噂が取り上げられている。橋のたもとで釣りをしていた人が衣服をまとった白骨を引き上げたという逸話も伝えられるが、出典元でも裏付けとなる具体的な事件記録は確認されていない。周辺では自殺にまつわる噂も紹介されているものの、裏付けとなる事件の記録は見当たらない。現地を訪ねたブロガーは、誰も渡っていない吊り橋が音を立てて揺れる体験や、写した写真に発光体が写り込んだという体験を記しているが、苔の反射など自然現象として説明する見方も併記されている。

黒い森(旧三川鉱山〈旧称・大谷金山〉跡)
新潟県 阿賀町·水辺

黒い森(旧三川鉱山〈旧称・大谷金山〉跡)

新潟県阿賀町、旧三川村の綱木と新谷を結ぶ山中の一帯は、「黒い森」と呼ばれる県内でも名の知れた心霊スポットとして知られる。この付近には明治期に大谷金山として開かれ、昭和初期に三川鉱山へと改称された鉱山があった。金銀のほか銅・鉛・亜鉛なども産出し、最盛期には多くの鉱員とその家族が暮らす集落や学校まで築かれたが、昭和三十七年に閉山し、坑道や施設は山中に取り残された。 この森が心霊スポットとされる由来には複数の説がある。戊辰戦争の際に官軍に追われた会津藩兵が命を落としたとする説、戦国時代末期の上杉氏と蘆名氏の抗争にまつわる説、そして閉山した鉱山での落盤事故により坑内に取り残された鉱夫たちの遺体が回収されなかったとする説である。一つの森に複数の死が重ねて語られている点が特徴的である。 訪れた人からは、男性らしき人影を見た、黒い影に追いかけられ捕まると連れ去られるという話、「だれだ」「まて」といった声が聞こえたという報告がある。頭痛や気分の悪さを覚えたという声も多く、2005年頃には黒い影のような姿を目撃して退散した後、持っていた数珠が割れていたという話も伝わっている。森の正確な範囲は今もはっきりしないままである。

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