
三戸トンネル(手倉橋隧道)
三戸トンネル(手倉橋隧道)は、青森県三戸郡五戸町と南部町の境に位置する全長144メートルの旧道トンネルで、かつての国道4号線として利用されていた。建設は明治期に凶作救済事業として着手され、長い年月を経て大正期に完成したとされ、入口付近には竣工を記念して建てられた記念碑が今も残る。内部に照明はなく、日中でも薄暗く、老朽化した壁面と静けさが独特の雰囲気を生んでいる。 このトンネルにまつわる噂として知られているのは、暴走族に暴行を受けた若い女性がトンネル内に放置された後、付近の神社で命を絶ったという話である。ただし、この出来事を裏付ける公的な記録や報道は確認されておらず、年代や当事者についても不明な点が多い。 これに関連して、白い服を着た女性がトンネル内に立つ姿を見たという目撃談、誰もいないはずの空間に響くハイヒールの足音、車のラジオに混じる女性の声、通過中の原因不明のエンジン停止など、複数の怪異現象が報告されている。こうした話はオカルト系メディアや個人の発信を通じて広まり、青森県内で知名度の高い心霊スポットの一つとして扱われている。
