
旧久栗坂トンネル(善知鳥前隧道)
青森市久栗坂、陸奥湾沿いに走る旧国道4号にはかつて隧道が存在した。善知鳥崎の険しい地形を貫くために昭和初期(1933年)に築かれたコンクリート製のトンネルで、急なカーブと見通しの悪さから交通事故が頻発し、通行の難所として知られていたという。その後、道路の付け替えによって新たな善知鳥トンネルが整備されると旧トンネルは1980年ごろに供用を終え、現在は入口がコンクリート塊や鉄柵で閉ざされ、位置の特定すら難しい状態にあるとされる。廃止後のこの旧道について、インターネット上の体験談では、白い服をまとった女性が通路の奥に立っているのを見たがすぐに姿を消したという話や、夜間に発光する火の玉のようなものが浮かんでいたという報告が紹介されている。泣き声のような音や気配を感じたという記述、写真に人影のようなものが写り込んだという投稿も見られる。少女が事件に巻き込まれたという噂も一部のサイトで触れられているが、これを裏付ける報道や記録は見当たらず、トンネルが使われなくなった後にネット上で広まった話とみられる。トンネルでの交通事故そのものが多かったことは複数の記録に残る一方、心霊現象を裏付ける公的な資料は確認できていない。





